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2015年10月 5日 (月)

綺羅雲母ですじぇ(57)

長いですから、1回で終わらせたいので掲載しちゃいます

こういう話は、賛否両論あるだろうし、不快な人もいるだろうけど、建設的な国際関係を考えたくて。。。掲載することにしました。

過去の戦争関連のことなので、重いなと思われる方はスルーしちゃってくださいませね。

あ、あと、こういうこと書いたからといって嫌韓じゃないですよ~

ただ、きちんと考えたいだけです

 

綺羅雲母ですじぇ(57

☆本「人種戦争~太平洋戦争もう一つの真実~」ジェラルド・ホーン原作

本に書かれたことが、たとえ小説でなくてもすべて真実というわけではない、翻訳された本の場合解釈や削除で作者の意図が全て伝わっていない場合もある、これらをわきまえた上で感想を書きます。

この本は当時の記憶のある方々の証言から概ね構成されています。

ゆえに、手順よく綴られた文章とは異なり読み進めにくい面もあります。

そして、証言というのは、どちらの側で用いられたのかということで解釈が異なることが往々にしてあるものです。そういう見方をすれば、この本は日本の行為を正当化する側寄りに書かれたということをいう人もいるかもしれません。けれど、証言者の出生国や人種、立場が多岐に渡っていることを考えれば、また作者が日本人とは直截無縁の方であること言うことを合わせて考えれば、必ずしも一方的な日本擁護の本ではないと思います。

 

戦争を始めた理由の一つは、あの戦争の底流にあったもの、当時、あまりにも厳然とあった人種差別。アジア全体が貶められていた事実に対する公憤。

戦勝国側の行いだったから、誰も特に罰されなかったけれど、正直、アジアの人々は壮絶な扱われ方だったと。。。日本の初期の勝利に快哉を叫んだとしても頷けます。

日本が世界に冠たる国になるためのプロパガンダに利用した、ともとれるかもしれませんが、それだけでは知識階級から一般庶民までもが戦争に賛同を示すには無理があったと思います。確かに周辺国を植民地化すべしと説いた知識層もいたはずですが、目的は白人至上主義の国々とは異なると思うし、少し考えれば点や線では広大なアジアを支配するのは戦略的に無理があり戦術的に不利であると分かるはずです。自衛のためと公憤が結びついたと考えるのは自然なことのように思えます。

 

民衆は被害者に過ぎず、国による情報操作で国民は真実を何も知らされないまま踊らされた。

確かにそういう側面もあったとは思います。勝った威勢の良い情報しか新聞紙上を賑わさなかったようですし。でもね、それは戦争が始まったからのことです。それ以前にもう少し自由に情報があった時期に、漏れ聞こえてくる日本の、ひいてはアジアの扱われ方に不快を感じなかった人はいなかったのではないでしょうか。

もしも、周辺の国が植民地ではなく、人々が奴隷のように扱われておらず、西洋の文明に対抗できる力を有していたならば、日本がリーダー若しくは推進役になって一致団結するだけでよかったかもしれません。

だけど、日本の個人の貧しさを横に置いても支援して独立に導いた隣国すら自立することができなかった。事実は事実です。そのせいで、その後どういう道をいくのか制限されてしまったのかもしれません。

 

一方で、兵力はパワーです。うまく使えば有益な力も、単純にして簡易な方法をとるのに有用となれば簡単に暴走もすれば、あっという間にパワハラを引き起こす悪い力にもなりかねません。軍事力というのは強烈な自制力を伴ってすら、危険極まりないものです。

日本の当時の状態も、もし全体としては正義の名の下にあったとしても、個別にみればパワハラを簡単に起こせたでしょう。それらを擁護するつもりはありませんが、歴史を正しく認識するというのであれば、木を見て森を見ないのは姿勢として不足してます。

それにしても、歴史を学べば学ぶほど、ため息をつくような事実に、愕然とします。事実を知らないのは本当は誰でしょう?負けたら事実すら隠ぺいされてしまうのでしょうか?いくら記録の独占が勝者の特権とはいえ、それが通用するのはせいぜい近代史までのことではないのかしら?日本の教科書の記述を疑うと言うなら、同様に自国のものも疑う目が必要ではないのかしら?

 

ちなみに、そういう国の一つの国民からの冷静な指摘もありますね

関連本として、韓国人のシンシアリー氏が書かれた

「韓国人による恥韓論」「~沈韓論」「韓国人が暴く黒韓史」「~震韓論」

それから崔基鎬氏の「韓国がタブーにする日韓併合の真実」も挙げます

あまりにも有名ですが、呉善花氏の「侮日論」「韓国併合への道」も挙げておきます。あ、呉さんは日本に帰化されてますから、日本国民(若しくは日本籍の韓国人?)ですね。そだ、呉さんの本では「日韓併合を生きた15人の証言」がとっかかり易いかもです。

※関係書籍で、李久惟「日本人に隠された《真実の台湾史》」

次いで我が国からの関連本、岩田温氏の「人種戦争から読み解く大東亜戦争」も上げておきますね。私より20歳も年下の方が書かれたこの本を読みながら、とても反省をしました。

 

私の子供の頃は「一億総懺悔」という言葉が重くて、あの一連の戦争を全否定する風潮があり、私も疑いもせずに日本の始めた戦争は間違いで、悪いのは一方的に日本だと思い込んでしました。

事実を確認もせず、負けたのだから間違っていたに違いないと、論理的に考えうともしませんでした。

けれど、世界戦争なんてものすごくリスクが高いはずです。損失を考えれば、あれほど西欧の力を恐れ自衛を旨としていた当時の日本が、そう簡単に踏み切るはずもなく、アジア支配が目的とは疑問を禁じえません。全体的な勢いというのも無視はできないでしょうが、そこまで無謀だったとも思えないのです。

それに、本当は人間は善と悪のみに分けることは難しい存在で、日本の行いすべてが正義ではなかったのと同様に、戦勝国とそれに含まれる国々の行いも不正義がなかったはずはありません。敗戦国だから不正義で戦勝国だから正義、では古代の歴史観と何らかわりがありません。

その事情は不都合な真実であったからこそ、戦後人の口に上ることが控えられてしまい、いつの間にか忘れ去られてしまったのではないでしょうか。

 某国や某大国からの喧々とした反駁の声が聞こえそうです。

「だってその理由は、私たち(ある人種)にとって都合が悪いんだもん。日本を悪者にしておけば楽なんだもん」という心の声が聞こえてきそうな気がします。そして、一部の人は「東夷のくせに俺たちの上に立ったつもりになっちゃって生意気だよな。あいつらのお陰なんてあるわけないし、あっても死んでも認めないし」とうそぶいているような気もします。ちょっと幼稚かな……

 

さて、結びはこの本の訳者のあとがきから引用しておきましょうかねぇ

歴史家のアーノルド・トインビーンの言葉です

「日本は第二次世界大戦において、自国ではなく、大東亜共栄圏の諸民族に思いがけない恵みをもたらした。それまで、アジア・アフリカを、200年以上の長きにわたって支配してきた西洋人は、無敵で、あたかも神のような存在だと信じられてきたが、日本人は人類の面前でそうではなかったことを、証明してしまった。これは、まさに歴史的な偉業であった。日本は白人によるアジア侵略を止めるどころか、帝国主義と植民地主義と人種差別に終止符を打つことをなしとげた」

図らずも、、、という感じなんでしょうかね?でもね、個人的には、図らずもであったにせよ、歴史的に看過できない一定の役割を確かに果たしたと言わざるを得ないのではないか、この事実をきちんと歴史的に認めておかないと内在して潜んできた危険な主義や差別、制度がどのような形で再表出するかわからないのではないか、、、と思うのです。

 いずれ残された記録でしか確認できない時代が来てしまうのですから。

影を潜めていた過去の支配層の亡霊が、正義の徒の顔をして反日を隠れ蓑に暗躍していないとも限りませんし。

 


 

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