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2015年4月

2015年4月30日 (木)

でいりーよみもの「新世界物語」51

連休が始まりましたが、学校もバイト先も暦通りですので

今日も朝からファイトだよん(;´д`)トホホ…
でも、お天気はよいし、花粉も少なくなった気がするから
気分はなかなかよいですぅ(v^ー゜)ヤッタネ!!
今日は小説の日。読んでポチッよよろぴくね~

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(51)

 後世、本部長がジェフの要請に応えて新世界政府に参画した際に述べた言葉がある。

「虐げられた者を救い守るという大義名分は、虐げる側の行為が卑劣で悪辣であるほど暴走しやすい。多くの影達が羊化によって貶められた事実は、放置してよいことではないし是正すべきことであった。だが、その方法に対して我々は省みる勇気が必要だった。殊に勝利という美酒に酔えば、そこに至った行為の全てが正当化され全てが正義の名の下に正しい行為であったような錯覚を自ら積極的に信じたいのが人情というものであろう。だが、悪の中にある利点を認めず正義に隠された汚点を無視すれば、その弊害は必ず後世にしわ寄せとなって現れるだろう。勝てば全てが許される訳ではない。我々は、新世界政府を樹立するに当って、同じ過ちを繰り返さぬために過去を省みておく必要がある」

 武装勢力を制圧するために行なった作戦の意義についての評価は、今は置くとして、ともかく、空気を読まずおかまいなしにまくし立てるえっちゃんが登場したお蔭で、本部長の問いを吟味することなく、多絵達の作戦は一応の成功を収めてしまった。

 元の平均身長が非常に高いエリアの中には、潜入は上手く行きながら、行動に自由を奪う場面で手間取り、ヒドイ抵抗があった末、双方かなりの流血で終わったところもあるというのに、無抵抗無血での成功は、多絵達の戦果として有名になった。称賛を浴びた作戦の一つとして後世に語り継がれることになった。

 ただ、その場に居合わせ者達は、歯の奥に食べ滓が残って口内に違和感があるように、何時までも本部長の言葉が残り、素直に喜べないままとなった。

 

 

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2015年4月29日 (水)

うら…うら…なこと(34)

この間、15年ぶりくらいに美容院に足を入れた

引っ越してきて、丁度いいところを探すのが面倒だったし

カットだけで高くて、とても行けなかったのよね

子育て真っ只中の時期って、色々諦めたもんです(-)

でも、近所に母ちゃんにとってお手頃価格なお店が開店(^^

次のバイト代でぇ、と2カ月待ってから行きました。

トレンドを知らないので、揃えて頂く程度でしたが

優しく髪に触れてもらって、とっても幸せな時間でしたわぁ~

しゃて、お待たせしました

本日は、お楽しみの家の3男児話。。。読んでね~

 

うら…うら…なこと(34)

☆長男話「笑いのハードル」

携帯電話のコマーシャルと言えば、

この間まで「白い犬」の家族をすぐ思い浮かべたんだけど、

最近は「三太郎」がチョーいけてまふよね~(*^_^*)

それにしても、その中で金と浦島の笑いのツボがね~

ハードルが低いというか、、、その程度で爆笑っすか?

桃と香久の二人が「○○でパッカーン」というと

腹を抱えて後ろにのけぞって、大爆笑~っ(-_-;)

ふと、そこで思い出したりして、我が家の様子をね(――〆)

「ん?待てよ。かぁちゃん、他人のことが言えるのかいな??」

何しろ家は母ちゃんに似ると、笑い上戸ですねん

ツボに入ると止まりませんね~うひゃひゃひゃひゃっ

特に長男君がどうにもねぇ………(-)

高校時代、同級生に突っ込まれたらしい

「笑いのハードルが低過ぎっ!」

でも、笑ってくれて嬉しいな感じの突っ込みだったようじゃが。

大学生になってから、随分落ち着いたはずですのにねぇ

学校に遊びにバイトにと忙しくてお疲れなのか、

最近も笑いだすと止まらない、止まらない~♪

ひゃひゃひゃひゃひゃ、、、って、なんか怪しい笑い方(-_-;)

彼女にあきれられたりしませんようにぃ~(_;)

 


 

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2015年4月28日 (火)

でいりーよみもの「新世界物語」50

近頃怪我が多い(´・ω・`)ショボーン

気が回らなくなってきてるのかなぁ┐(´д`)┌ヤレヤレ
大きな怪我にならないように気をつけなくちゃね
しゃて本日は小説の日、読んでぽちっとしてね~

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(50)

 アンチセイコイア計画は21世紀初頭、急速に地球規模で進んだ「人口の爆発的増加、食糧難、資源難、自然破壊、酸素減少」といった諸問題に対して、一定の成果を期待して実行された計画である。

 アンチとは「…に反対する」意であり、セコイアとは世界最大のスギ科の高木のことである。故に、言語によっては、ストレートに小人化計画であるとか人体縮小計画などと表現したエリアもあった。

 そもそも体内に蓄積した脂肪を縮小して排出するために開発された美容技術を、人間を縮小するまでに高めたものであった。その技術を利用して世界規模で事業を展開しようと目論む人々と、地球規模の問題への対処力に目がくらんだ人々とにより、提案されると審議しないまま実行に持ち込まれてしまった。

裏に利する者の画策があったとしても受け入れた側の浅慮もまた決して看過すべきではなかっただろう。当初から深い内省があれば、警察本部長の抗議が見過ごされることもまたなかったのかもしれない。

本部長は、このエリアの中でも平均身長がかなり低い民族の出身だったため、元々アンチセイコア計画に抵抗の少ない人であった上に、冷静な思考の持ち主でもあったので、この計画によからぬ気配を察してはいた。だが、既に警察内部で相当の地位にあり、一族に財閥がいたために、特に急がされることもなく、施術を受けないままで済んでいることに抵抗があった。そして、一連の世界的傾向に反対しようともしなかったことに忸怩たる思いを抱え続けて現在に至っていた。だからこそ、ここでは武器を使わずに無血で制圧できたともいえる。

 流血をもって制圧したところも少なくなかったのである。

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2015年4月27日 (月)

綺羅雲母ですじぇ(34)

朝夕と窓を開けた時、本当に爽やかな空気がすぅっと入ってきます。

花粉症さえなければホント最高の季節です(*^_^*)

色んなことを後悔しないで生きて行くのって、簡単なようで

とっても難しいと思う今日此の頃です(-)

しゃて、今日はご紹介ブログの日ですな(^_-)-

 

綺羅めくモノ(34

☆韓国ドラマ「大切に育て娘ハナ」

このところ観てる韓国ドラマがめっきし減ってるなぁ

中々ツボにはまらないのよね~。

今回のは人気があったようで80数話続く模様

えっとね、こんな感じ。

訳あって男の子として育てられた少女ハナが腹違いの兄と

老舗の醤油メーカーの後継を巡って争う弟ウンソンとして頑張るお話

母親が幾ら生活のためとはいえ、子の人間性を根源で否定するような

(女の子なのに男としていろなんて!)恐ろしいマネは絶対しちゃいけないとは思うのだけど、お話としてならそこを置いて観られますね

全く理解できない兄と姉と義母と義祖母の4人組……(-)ムリ~

との対立関係と男と思いつつ協力してくれる友人2人との関係が

どうなるのかがとっても気になりますぅ~

出演は、あまり知っている人はいないかな~

ウンソン(ハナ)にパク・ハンビョルさん

生みのお母さんチョ・ヒョソンにユン。ユソンさん

 母ちゃん役の方は、よくお見かけます「宮」「僕の彼女は九尾狐」「善徳女王」「メリは外泊中」「チャン・オクチョン」「グッド・ドクター」「チャクペ」とと~まが目にしただけでもこれだけ。凛としてて素敵な女優さんです

発達障害のある姉チャン・ハミョンにハ・ジェスクさん

ウンソンに協力する男その1、ハン・ユンチャンにイ・テゴンさん

その2で恋のお相手ソル・ドヒョンにチョン・ウヌさん

義姉チャン・ラヒにユン・セインさん

義兄チャン・ラゴンにキム・ジュヨンさん

 「ヴァンパイア検事1,2」では頼りない証拠分析官で随分イメージが違う

義母イム・チョンランに軽薄な感じがいいイ・ヘスクさん

 「金よこいこいコンコン」でも賢いけどやぁな義母役だったねぇ

義祖母ピョン・ジョンスンに優しそうなのに狡賢さが際立つキム・ジヨンさん

ファンス醤油会長で祖父にパク・イナンさん

 じーちゃん役の方は「怪しい3兄弟」で3兄弟のお父さん役だった

今回母ちゃんのお気に入りの脇役さんはじーちゃんの秘書キムさん

チョン・ドンギュさんで穏やかな風貌で主役の上司と関係者役が多いのかな?


 

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2015年4月26日 (日)

でいりーよみもの「新世界物語」49

昨日はバイトでしたが、どういう訳がとっても疲れたぁ

途中から頭は働かないは、足が痛いは……(--〆)
食事のバランスがよくないのかなぁ。反省反省
今日は、小説の日だよん。おかしな展開かも?(^^ゞ
ともかく、読んでぽちっとよろしくね~(*^^)v

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(49)

 彼女の夫の名は、バカティティアン・モンテと言って、前回の作戦で淵議員が訪問した企業の役員であった。淵議員とは別の大国を代表する企業なので、そのリーダーは浅黒い肌に彫りの深い目鼻立ち、スラリと伸びた手足は、会社役員というよりは寧ろモデルのような美しさであった。

 見目麗しき夫をもつ彼女の名はエイダといい、モデルのようなハンサムに目がないミーハーな乙女婆様で有名だった。おそらく元の顔は美しかったであろうに典型的なぽちゃぽちゃした二重顎の金満マダムだった。

「うわぁ~、エイダじゃない、えっちゃん登場~」

と思わず李紗がワザとらしい嬌声を発した。

 思わぬ人の派手な登場に、本部長の抗議に向かい始めた多絵達の思考は妨げられてしまい、うやむやの内に収斂してしまった。

「ちょっと、えっちゃん誰の命でここに来たの?」

「淵様ヘノ恋ユエニ~」

「恋ユエニ~って、素敵な旦那様はどうしたのよ」

「ソレトコレトハ別問題ナノヨォ♪」

「っ!淵議員に迷惑だしっ、今はそれどころじゃないしっ」

「ナニヲオッシャル。恋トハ、誤解ト思イ込ミト自惚レノ三点セットナノヨォ~。ミンナ淵サマニヒザマヅイテ淵サマノ言ウ通リニオシ!」

 えっちゃんの本質は羊化をもってしても変えることが出来ないのか、説得力のあるようなないような強引な理屈なのに、押しの強さで力任せに態勢を整えてしまった。

本部長は「完璧な正義などないということだよ」と呟いたものの、静かに従った。後に彼の抗議を思い出して悔いいることになろうとは誰も予想だにしなかった。

 

 

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2015年4月25日 (土)

でいりーよみもの「新世界物語」48

母ちゃんのブログに訪問して下さってありがとうございます

読んで「いいね」して「ぽちっ」として下さってありがとう~
めげそうになりながらも、皆さんのお蔭で頑張ってます
この小説は初めて、ろくな構成もないまま設定のみで
書き始めてしまい、ちゃんとまとまるか不安を抱きつつ書いてます
今日も、読んでぽちっとよろしくね~\(^o^)/

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(48)

 その時初めて、無言で小さい人達を静かに見詰めていた本部長が口を開いた。

「どうやら、その目付きの悪い彼は分かっているようだな。君達はこういう方法をとったことに、全く何の疑問も感じていないのかな?」

「長官、皆が平等でないと」と、淵議員が感情のない声で発言した。

「それは君の本心なのかな?それとも影達に操られて述べていることなのかな?淵君なら己の欲を律するのが難しいタイプであろう。口が裂けても皆が平等だなどとは言わないだろうね。本人自身の言葉でないものは説得力もないし、意志が戻った時にこの状況を受け入れるとは思えないな。それとも、意に沿わない場合、足枷をつけた人間を作るのかい?一人?五人?一体何人だ?」

 その時の多絵と李紗は、作戦をスムーズに遂行することで頭が一杯で、相対する立場の者の意見を聞く余裕がなく、長官の言葉をどうにも租借出来なかった。

 後に、どう感じたかはいずれ分かるであろうが、今はただ作戦の成功しか頭にない多絵達であった。

「私が小さい人になりたくないということでは毛頭ない。が、この取り決めが施行された時の不十分さへの反省を感じないやり方には断固抗議したい」

 自ら武器をとって机の上に置くと、室内にいる警官達に武装解除するよう目で合図しながら、そう言った本部長の眸には溜息に似た色合いが映った。

 その時、誰の予想にもなかったことが起きた。

「アナタタチ~、エン様ノ言ウ通リニシナサイ~」

と、地の底から湧きあがるような怒号が飛びこんできた。

「この声?きゃっ、強烈っ!あの時の再来?」

 

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2015年4月23日 (木)

でいりーよみもの「新世界物語」47

うう、春は気持ちいいけど、

花粉症のおかげですんごく疲れやすい
午後からバイトだし、午前中はゆっくりガンバロッと
んで、今日は小説の日、呼んでぽちっとしてね~o(_ _)oペコッ

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(47)

 多絵と李紗が侵入する警察本部のトップも、そうした情報の一つとして誰であるかが知らされた。都合のよいことに淵議員の妻の叔父であった。

二面作戦がとられることになった。表玄関からは淵議員が堂々と多絵と李紗を伴って乗り込んで警察本部長を訪ね、進行中の事態の説明と協力要請に努める。裏口からはひっそりと、生活雑貨や軽食、飲料を乗せたミニバンに、売り子のオバサンが娘と同僚達を乗せて入る。そうして、全員が定位置についたら、第二段階へと進む手筈になっていた。

 第二段階の主目的は、全員の行動の自由を奪うことにあったのだが、命令伝達が小まめに必要な組織というのが幸いして、全員が耳孔に着用している無線機を逆手にとることが最初に行なわれた。つまり、その極少の無線機に特定の周波を流すことで、行動の自由を奪うのだった。もちろん、彼等が使っている連絡手段とは異なるシステムであるので、彼等自身がその周波の影響を受けることはなかった。稀に、着用していない人員がいても、部屋に監禁したり個別に鍼を打ったりして対応出来る程度の人数であった。

 第二段階が上手く行き、後は流れ作業のように警察の人間を小さい人への施術用の医療車に誘導するだけ。裏口から侵入した部隊は着々と成果を上げた。

 一方、本部長室を訪う淵議員の一行はどうなっていただろうか。本部長及びその秘書官と戸口を守る私服刑事が二人と、同じ人数を前に膠着状態にあった。

運転手役をこなして、そのまま護衛役でついて来たイサオ・ポランスキーが呟いた。

「このやり方は本来の方針に反するんじゃねぇのかい?

 

 

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2015年4月22日 (水)

うら…うら…なこと(33)

なんとも気分の上がらないお天気が続きましたが

暫くお日さまを拝めそうですじぇ

んで、今日のブログは、ちょっちエロ系~

にゃので、そういのはパスな方は今日はスルーしてちょ

(^o^)

 

うら…うら…なこと(33)

3男話「交換日記」

3男君が小学校を卒業する直前のお正月頃のオハナシ

「オレちゃんね、友達と交換日記してるんだよ」

って、いきなり子ども部屋に行ったら何か隠すから聞いたらさ

そう白状した(^◇^)ヒャヒャヒャ

「ええっ、今時は男児もんなことすんの?ママが子どもの頃は女子がやることって思われてたよ。もちろんママもやってたけどさ」

草食系男子もここに極まれり?とマジ不安になったらね

「んんー、ホントはさぁ、みんなでエロ話しを書きまくってんだよ。だからママに見られるのが嫌で隠したんだよ」

「ぷっ、ぶわーはっはっはっはっ、メンバー誰よぉ~」

「他のお母さんには絶対内緒だからね。○○君のお母さんなんて知ったら倒れちゃうよ、きっと」

「うーん、確かにね-。そいで?」

「○○君と、△△君と、□□君と、◇◇君とオレちゃん」

「なんか、真面目そうな子ばっかりだねぇ」

「だから、絶対内緒だかんね、絶対だよっ」

「うー、内容にもよるかな?どんなこと書いてんのよ」

「子どもがどやったら出来るのかとか、身体の名前を辞書で捜したりとか、女の子の身体のこととか、、、えーっと、それから」

「えー、なんだぁ、ママの小学校高学年とか中学校とかの同級生と同じだね。それで女子に冷たい目とかで見られてるんでしょ」

「え、女子には絶対ばれないように書いて交換してるよ」

(いやいやいやっ、大抵のばやい耳聡い女子がいて気付いていなさるわよ。そんで、密かにシビアな視線が飛んでるもんよ。残念っ!)

 

ちなみに、みんなの名誉の為に付け加えると、

筑駒、駒東、開成、世田学、、、に進学した優等生君達です

(3男君てば友達の中でもみそっかすだったのね~(-)ププッ)

大きな暖かい目で見守ってやろっと

責めて、悪いことだと思い違いをされても困るもんね

うんうん、健全なお○ん○んに育てる会代表としては(そんな団体ないっ!!)出来たら、好き合ってる人とそういう方向に進んで欲しいもんね

いずれにしろ、

3男君の友達は絶食系男子は心配しなくてよさそうだじぇ(^^

 


 

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2015年4月21日 (火)

でいりーよみもの「新世界物語」46

昨日のお天気は荒れてましたね~(@_@;)

春の嵐なのか気の早い台風なのか……
でも低気圧なのかなぁ、体調が悪い
うがががっ、気持ちを持ちあげなくっちゃファイト
ささっ、今日は小説の日、読んでぽちっとしてね♪

新世界物語

始まりの話(46)                               作:二ツ木 斗真

 一方、軍隊でも警察でも世界規模での異変に、手を拱(こまね)いていた訳ではない。一ヶ月半後には、それぞれのエリアのそれぞれの組織のトップクラスの人間が一堂に会して会議を開催することになっていた。

 中途半端な日数を空けるところに、どうにもならない組織の硬直化が露呈されてていた。体勢の崩壊の危機にありながら、どこの誰が主導するのかで、どうにもならないくらい揉めに揉めたのである。心底危機感を持った者がいなかったということだったのかもしれない。

 小さい人にとっては、またしても幸いなことに、各エリア規模の武力が世界的な規模でまとまるまでには、有難いくらいの猶予があったということである。会議の情報があった時には慌てたけれど、日程を聞いて皆が胸をなでおろした。即座に、作戦の日程をその会議の二週間前に設定し直した。多少会議が早まったとしても、いきなり週単位で変更するのは難しいだろうから。

 彼等らしく、集中してその会議に出席する組織のトップの情報を収集した。それが分かれば、最低限最初に抑えるべきリーダーが確保出来る。侵入後右往左往するのを避ける意味もあれば、事前にその人員のみ個別に対応することも可能になる。

 会議を開くのに、柔軟性を失った組織の人間達は悠長にも通常の手順を踏み過ぎてしまった。誰をどいう態勢で送り込むかを議長国に事前通達することで、知らぬまに彼等に参加情報を把握されしまっていた。

 小さい人達の侵入作戦の立案に、具体的な目標と実現の可能性が極めて高い方法とを提供してもらい、結果的に彼等の大勝利に貢献してしまった。

 小さい人達は一歩も二歩も先んじることが出来た。

 

 

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2015年4月20日 (月)

綺羅雲母ですじぇ(33)

むむっ。流石にちゅかれてきたど

毎日掲載するって大変ね(・。・;(-)ハァ

+近所がマンション工事中になって日中すごい音で

お楽しみの昼寝が全くできにゃいの。体力もつかな?

あ、今日は感想やら紹介やらの日ですが

ちょっととりとめないことをアップしてみまぁす(^_-)-

 

綺羅雲母ですじぇ(33

☆スズ(メ?)生り

 鈴生りってのは、神楽鈴が沢山ぶらさがっているように

果物なんかが木にぶらさがっている様子を言う言葉らしい

神楽鈴がぶら下がってるのは、テレビで観たことがあるけど

それはそれは大小合わせて大量だった記憶があるなぁ

ととっ、鈴の話しでも鈴生りでもなくって……

母ちゃんが住んでるエリアに限らないと思うのですが

雀って、決まった木や電線によく群れているような気がする

母ちゃん家の近くの木とバイトに行く途中の木と

それからお米やさんの近くの木にいっぱい止まってるのを見かける

わやわやわやわや、雀の学校の朝礼かい?って感じです

鈴生りならぬスズメナリ……(アホー(-_-;))

それで、寄って騒いでいるのを見る度思う。半端ない人数?で、、、

それを、ある日ぼけーっと見ていて思った(・・?

ちゅんちゅん鳴いてないやんけ

そらもう正しくちゅるちゅるちゅるちゅる鳴いてるんですわ

ちょっと舌ったらずな感じでさっ

うううむ、宮沢賢治の詩だったかなぁ?(違ってたらすんません)

まあ、てなことで思い出すんですよ

妹がお庭の雀がちゅるちゅる鳴くというような一節があって

すごく子どもの感性?(本当は詩人の感性?)に感動したの

永訣の朝かなぁ?思い出せにゃいや(此の期に及んで調べない(^^)

うん、ともかく、ちゅんちゅんと習うけど、実際耳にするのは

ちゅるちゅるが近いって思うのよね(*^_^*)

どうでもいいお話でした(・。・;


 

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2015年4月19日 (日)

でいりーよみもの「新世界物語」45

昨日は、バイトの後3男君の学校の初保護者会~

ちかれた。夕ご飯にお弁当買っちゃったよ(~_~;)
今にも目が閉じそうなくらい、まだ眠い~
しゃて、日曜日、お家で過ごす予定にあにゃた
母ちゃんの小説読んでぽちっておしてね~

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(45)

 一緒に行動してくれる仲間が決まった。出入りの売り子のオバサンの関係で、その娘の影と娘の勤め先だった淵議員に仕えた影達だった。

 呼びかけに応じて、以前運転手をしていた目付きのキツイ男の影イサオ・ポランスキーや、まだ小さい人になる施術前の淵議員自身も加わった。

「他の国でも計画が上手くいくといいんだけど」

「そうね、一つでも大きい人達のそういう組織が残ると、私達の計画が頓挫するような脅威になり得るわ」

「で、ねぇ、淵議員て、私の指令に忠実であるようにしたけど、私が小さい人になっても有効なのね。驚いたわ」

「ええ、プログラミングは遺伝子レベルで行なわれるから、サイズには関係ないのよね。つまり」

「待って、科学は得意じゃないの。きっと詳細を説明されても分からないから、いい。ともかく、馴染めないのは私の方みたいなの。何しろ見上げないといけないんだもの。前はハイヒールを履けば殆ど背丈は変わらなかったのに」

「ふふっ、そんなの椅子にでも乗ってしまえばいいし、それが嫌なら彼にひざまづいてもらえば?何だか中世のお姫様に仕える騎士っぽくていいんじゃない」

「あら、私ってばお姫様っぽい?うふっ」

「もう、多絵ってば。貴女って、そんなキャラだったの?」

「あらぁ、今頃知ったの?なんちゃって、実は私も最近知ったの。もしかしたら李紗と友達になったからかも」

「人のせいにして、まったく。これが命の危険のある任務を前にした人の態度?」

「あはっ、だからこそかも」

「まあね、黙ってたら煮詰まっちゃいそうだもんね」

 二人の間にふっと沈黙が訪れた。

 

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2015年4月18日 (土)

でいりーよみもの「新世界物語」44

週中のニュースで嘘か本当か

400もの宗教団体が一堂に会したというのがあった
不可能を可能したのは誰かというのはおいて
真に戦いをなくすのは、人の思いだと母ちゃんは信じてる
それが素晴らしい1歩になることを祈ってる……
さて、今日は小説の日、読んでぽちっとしてね~(^_-)-☆

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(44)

 なるべく意外性があってこまわりのきく作戦で侵入し、一気に制圧してしまいたいところである。世界的に同時に成功しなければ、警戒されるようになってからでは侵入が格段に難しくなってしまうからだ。

 だが、調べて行くうちに意外な突破口が見つかった。このエリアならではの習慣と、武力に依拠したパワーハラスメントが横行していたことが手助けしてくれそうだった。

「それにしても、助かったわ。彼女、淵議員の奥様付きだったのね。お母さん、出入りの売り子として母子二人の生活を支えたんだって。ヒドイな。買いたたかれた上に、時には袖の下を強要されたこともあったみたい。荷物運びに都合がいいからって大きい人のままだったって」

 報告署をかいつまんで説明する多絵の声が震えた。

「長年痛めつけられてたのね。しかも娘が羊化された影にされたんじゃ怒りでいっぱいよね」

 応える李紗の声には僅かに怒気が混ざった。

「ともかく、全面的に母子で協力してくれるということだから、侵入自体は思ったより楽にできるかもしれないわ」

「全くね。それに、早朝に管内放送で音楽をならして、全員で体操する習慣があったのもラッキーだったわ。練らなくてもシンプルな作戦が組めそうなの」

「乗って行く車にも、建物内の電波を乗っとったり乱したりする機材がいるわね」

「それとエアコンディションを操作する機械と睡眠導入剤もね」

 次々と準備すべきことが網羅されていく。作戦を立案しているこの段階で二人は、生き生きとやりとりしてはいるが、警察を相手取るのは実のところ命懸けである。不安を口に出来ない分饒舌にもなるのであった。

 

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2015年4月16日 (木)

でいりーよみもの「新世界物語」43

困った(-_-;)すごくだるいじょー

熱はないから病気じゃなくて、季節の変化についていけてない感じ?
皆様は大丈夫ですか?
気を取り直して、今日は小説の更新です(*^_^*)
読んでぽちっとしてね~

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(43)

 作戦の大筋が決まると、専門分野に応じて役割分担がなされ、世界の各所で同時に攻撃が開始できるよう、秘密裏に連絡がとられた。

 まさかこの時代に本当に兵隊を隠した木馬を敵陣に送り込む訳にはいかないけれど、発想の端緒となった大昔の作戦から、「トロイの木馬作戦」と名付けられた。似て非なるものではあったが。

 おおよその配置が決められた。武力的に制圧に難航しそうな軍関係には、元々兵器や武器、戦闘用の各種乗り物などの製造に詳しい者が配置され、接近戦や個人戦に強い者が警察関係に配置された。情報機器関連に詳しい者は、ジェフや泉深達と司令本部に集められた。

 多絵や李紗は、元々住んでいたエリアを統括していた警察本部への潜入が任された。そして。その方法は、他のエリアと同様に個別に立案した方がよいということで、それぞれの担当に一任された。

「ねえ、多絵、小さい人にまだされていない人達で協力してくれそうな人っていないかな?羊化されてるから後回しになってる人とかに訪問してもらって、その付き人とかとして入り込めないかな」

「それ、いいかも。警察本部の人員の家族構成や人脈を洗い出しましょう。そういうことは情報局にいた影に聞けば早いわよね」

 そう言うと、多絵は直ぐ司令本部に連絡をとり、情報を送信してくれるよう頼んだ。

 その横で李紗は腕組みして首を傾げた。

「つてをどう辿るかは情報を待つとして、肝心なのはどのくらいの人員で建物内にどう配置して、どう制圧するか」

 

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2015年4月15日 (水)

うら…うら…なこと(32)

何か目まぐるしくって、何かを忘れていそうな(-_-;)

3男児も大学生、高校生、中学生となり

在宅時間が短くなっていくねぇ(/_;)

ウレシイ、サミシイ、不思議な気分だなぁ

長男君の時間んが不規則なのはちかれるけど

自分の時間も増えて来て、サキダツモノさえあればなぁ~

と、贅沢な希望を持ちつつ、今日も元気にお子ちゃまのオハナシ

 

うら…うら…なこと(32)

☆3男児話「呼び捨て」

兄弟間で、なんと呼び合うか、ってのは結構面白い

母ちゃんは、姉のことを、こう呼べという彼女の希望のままに

小さい頃は、全うに「お姉ちゃん」

いつの間にか姉ちゃんになってたけど(^^)ケッケッケ

思春期の頃は、「○ちゃん」と名前の一部にちゃん付けで

いまは名前にちゃん付けと変遷

姉の呼び方に、私自身が特に希望はなかったのでそうなったのよね。

男の子が生まれた時には、母ちゃんなりに夢があった

うんうん!(^-^)そうそう……

「○兄(にい)」「△兄」とか「大(おお)兄」「小(ちい)兄」とかって

ああうう、きゃわゆいし、兄弟って感じがしていいじぇ~

と、それだけで萌え萌えしてたんだけどなぁ(-_-;)

2男君も、3男君がお腹にいる頃には

「俺のこと何て呼ぶのかな?お兄ちゃんかな?」なんて

どきどきしてる様子がとってもかわゆかったのにねぇ…

気がつけば、3男児とも、互いに呼び捨て

兄の沽券とかにゃい。(o´_`o)ハァ・・

せめて、ちゃん付けにしてくんないかな~?

同窓会とかでも、いいおやじが「おっ、○○ちゃん」なんて

読んだりすると、すーっと昔に返る気がするものね~

それが、呼び捨てだとねぇ……

だからさ、全員おっさんの声になったら怖くない?

3男君がおじさん化する日も近いし……(/_;)

 


 

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2015年4月14日 (火)

でいりーよみもの「新世界物語」42

三寒四暑なんじゃないか?

週の半ばからまた20℃超えるらしいよぉ(~_~;)
しゃて、今日は小説のひだじょ
読んでぽちっとしてね(=゚ω゚)ノ o(_ _)oペコッ

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(42)

 多絵が、その言葉に続けた。

「私達影の自由と尊厳を取り戻すには、逃げては通れない道なのよ。短時間にはなるけど、犠牲になる人がいないように作戦をよく練って、この壁を乗り越えましょう。」

 その場にいた影達が、口々に叫んだ。

「その通りだ。やるしかない」

「もちろん、やりましょう」

「俺達は、これに賭ける」

 こうして密やかに侵攻した前回の作戦から、大きな武力闘争へと事態は移行することとなった。

 軍と警察、どちらを優先すべきなのか……稀に見る難題と言えた。しかし、組織化が不十分な集団にとって有効な戦略は、ゲリラ的に各個撃破することだろうことは皆自明の理として受け止めていた。

ただ、出来るならば犠牲者を出したくない、という点で難易度が格段に上昇してしまう。何しろ相手は職業的に訓練され組織化された集団なのだ。頭脳どころか身体能力においてすら、遥かに凌駕した能力を有する影達にとっても、そうした敵に手加減など出来るはずもない。それでも、きっと難攻不落ということにはならないはずだ。必ず解決策はあるに違いない。

「ね、私は兵法に詳しい訳ではないけど、軍隊なら命令系統を抑えるのが一番よね。正面突破するような武器はないから、やはりトロイの木馬的な侵入方法かしら?」

「それなら掃除ロボットを利用してはどうだ?」

「いや、空気清浄機が地下の制御室でコントロールできるぞ。上手くやれば室内の兵隊は何とかなる」

 皆の頭が働き始めた。武器がないならないなりに、科学に強い集団らしい作戦が立案されるだろう

 

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2015年4月13日 (月)

綺羅雲母ですじぇ(32)

昨日は全身のかゆゆと戦いながら、ケーキの準備

作るとは言わないじょ、だってね

既存の台に果物やらクリームやらするだけぇ^m^

あっとね、土曜日が2男君の花の17のお誕生日だったから(*^^)v

さて、ではご紹介ブログの日です。

 

綺羅雲母ですじぇ(32

☆漫画「弱虫ペダル」

今更知らない方はいないかなぁと思いつつ……

ココログのお友達で嵐大好きの「まくろさん」が確か随分前に紹介して下さっていて

(まくろさんのブログ:http://ishihara-tosou.cocolog-nifty.com/makuro/)

以前から読みたいなぁと思っていたのが、長男君が所蔵していたのよね~

んで、チラチラ横目に気になってたけど、3男君の中学受験でひたすらガマンなりよ。でも、一段落したので読んだぁ。37巻一気読みしたった(^_-)-

うむうむ、こりゃぁ少年スポ根モノの王道だじぇ

自覚のないほぼシロウト天才が初心者として登場し

天才と言われ続けて来た子や、先輩や同級生との友情の後押しで

成長し王者になっていく……というところは一つもはずれてない

だけど、おもしろぉい(^◇^)

そして、感動ポイントがちゃんとあんの

母ちゃんはね、12巻で先ずどーっと涙が溢れた

11年間に27巻までかかり、高2の途中がまだ37巻まで

さて、一体どのくらい連載されるんでしょかね??\(o)/!

続きが楽しみな作品ですぅ

アニメもやってますよん(*^_^*)


 

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2015年4月12日 (日)

でいりーよみもの「新世界物語」41

(´・ω・`)ショボーン、自分のせいってわかっちゃいるけど

この花粉症の季節、卵絡みの食べ物はダメなのに
お店に行くと美味しそうでつい買っちゃう(;´д`)トホホ…
一昨日買ったフレンチトーストのせいで、昨日はかゆいぃぃぃ
気を取り直して。ええい、今日は小説の日
読んでね~、ぽちっとよろしくね~

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(41)

 何人もの羊化から解放された影の協力が可能になったとはいえ、逆に協力者だった大きい人が小さい人に変更されてしまっている。完全に以前と同じ体勢での作戦とはならない。ジェフ達は作戦遂行を逡巡した。

 確度の低い作戦を遂行するのは愚の骨頂である。

 作戦遂行のタイミングを逸するのは小心者である。

 いかなる判断にもマイナス評価はついて回る。仕方のないこととはいえ、リーダーとは孤独なものである。合議を宗としながらも、瞬時に判断を要するものはどうしても、ジェフのような立場にある者が即決せねばならない。

 失敗すれば、責任を問われるであろうか。いや、現体制でジェフにリーダーの座から降りるように求める者はいないだろう。

 だからこそ、判断が難しい。武装勢力相手にするには余りにも素人であり、

武器というには余りにも脆弱な道具ではないか。

犠牲が出ることを免れないのではないか。

 それでも、この千載一遇のチャンスを逃す手はない。

 作戦に参加する影達を前にジェフは掛ける言葉が思い浮かばずにいた。

「みんな聞いてくれ……」

 そのまま無言で佇むジェフに、李紗が声を上げた。

「今回のミッションは難しいのね。だから何?それでやらないでいられるの?やらないと今迄の全てが無に帰す可能性だってあるのよね」

「だが、前回のように準備が十分とはいえないし、武装集団を相手に出来るほど訓練が行き届いているわけでも、対抗できる武器が潤沢でもないんだ」

 そういうジェフに掛けた泉深の一言に皆奮い立った。

「それでも賭ける価値のある戦いだと思うけど?」

 

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2015年4月11日 (土)

でいりーよみもの「新世界物語」40

寒くて風邪ひいちゃいました(゜-゜)

あんましぽちもいいねもお返しできなかった<(_ _)>ガクッ
今日は小説の日です。読んでね~

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(40)

 影達の自由への闘争には、最も大きな壁になっていた団体があった。

その団体は、極めて緻密に組織化されており、その役割柄そもそも影が配置される人数が少なかった。影のように小さい人々が扱える道具や力仕事がなかったし、秘密も多かったので、割り振れなかったというのが実情だったようだ。

そんなことで、寧ろ身体が大きい者が多く集まっていた。しかも、身体能力や戦略戦術能力に優れ、武器を携帯することを許されていた。それは、つまり、守備や戦闘、警備を担当する仕事をする部署だった。

 どの国にもある軍隊と警察組織が、そうだった。

 勿論、最初の大きい人の羊化作戦の際、強硬派の議員を抑えるのと同時に、そうして部署のトップクラスを対象にしていたのは言うまでもない。しかし、元々配置された影が少なかったということは、組織の人員配置を始めとした情報が不足していたのは否めなかった。

 だから、最初の議案提出という作戦の直後に、一旦は政府の指示通り議案の遂行に協力的であったのが、羊化されたトップの消極的な対応に、影達の知らぬところで排除して体勢を整え直してしまったいた。

 国内で反乱や革命が起きた時、より強い武力を抑えた方が有利に立つのは歴史の知るところである。影達の活動は、最大の試練を迎えることになった。

 軍と警察の掌握は、早急にせねばならない。

 お蔭で、のほほんと小さい人になったことに興奮していた多絵と李紗の二人も、危険極まりない役割を負って防衛や警察組織への潜入することになってしまった。

 大いなる不安要素は武器が前と変わらないことだ。

 

 

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2015年4月 9日 (木)

でいりーよみもの「新世界物語」39

昨日はさささ寒かったぁ~ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ

2男君の通学定期購入の為駅の窓口に1時間半もならんだら
凍えて、ぎこぎこになっちゃいました
みぞれに振られた方も寒かったでしょうね
お風邪を召しませぬように……
今日は、デイリーでないけど小説の日でぇす。ぽちっとよろぴこ

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(39)

「目が覚めた?多絵。心配しなくても、ちゃんと小さい人になってるわよ。気分はどう?私が分かる?」

「もちろんよ、李紗。私、縮んでる?」

「うふふふっ、カプセルから出て立ち上がってみたら?」

言われて、靴を履いて立ち上がろうとしたものの、数々の違和感についには降参してしまった。

「ヤダ、足が床に届かない。靴が子どもの頃履いた親の靴みたいに大きいわ。あらっ、来ていたTシャツがドレスみたい。うわぁ、医療機器が、見上げちゃうくらいだわ」

 子どものようにはしゃぐ多絵に、思わず

「多絵、大丈夫?そんなにキョロキョロしたら、気分が悪くなるわよ。とりあえず、この服に着替えない?」

「あっ、小さい人達の定番服ね~。あたしってグラマラスだから色っぽくなっちゃうわね♪」

「全く!はいはい、そうだと思うわ。早く更衣室で着替えて来て。今迄の服はリフォームショップに出して、ジャストサイズに直してもらえばいいのよ」

「同じデザインで小さくてしてもらえるかな。それに、こういうデザインモノを着ても大丈夫かしら」

「そういうのが大丈夫なようにすることも、今回の改革の大事なところでしょ。多絵が前例になればいいだけのことじゃないの。んもう、ちょっと興奮しすぎだわ。何時までもそんな調子ならジェフを呼ぶわよ」

「うっ、李紗のイジワル。だってすごく不思議な感じなんだもん。今まで小さいと思ってた李紗が私より背が高いし、逆にみんなに分かってもらえるかどうか心配だし」

「そんなの習うより慣れろじゃないの?何とかなるわよ」

 姉妹のように気さくにじゃれあう二人を、施術担当の影達が微笑ましく見守っていた。

 

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2015年4月 8日 (水)

うら…うら…なこと(31)

<m(__)m>お待たせしましたぁ~

今日はオモシロ3男話ですよぉ

天気は晴れないけど、気分はお天気になってちょ(^_-)-

 

うら…うら…なこと(31)

☆長男話「味噌汁」

長男君が幼稚園の入園面接を受けた時のこと

おやおや、16年も前だねぇ。うわうわ、かわいかったじぇ§^^§

そだそだ、2男君もまだ2歳のほぼ赤ちゃんだったねぇ(-)はぁ

ああ、遠い目になっちゃうわ。今じゃ二人ともオジサンみたい(-_-;)

って、テーマは「味噌汁」だったぁ~(^^

面接の時に園長先生や面接官の先生から色んな質問を受けますよね

教育方針だったり、性格だったり、好きな遊びだったり

そんな中に、直接子どもに聞くこともありますよね

忘れられない問答があるんですよねェ

園長:長男君はお母さんが作ったお料理で何が好き?

長男:お味噌汁!

(と~ま:そ、それはお料理と言ってよいのか?父ちゃんと思わず目を見合わせて。冷や汗がどーっと(^^ゞ)

園長:どうしての好きなの?

長男:んーとね、オダシをとってあってね、お野菜とかいっぱい入ってるから

園長;お母さんが作るの?とっても美味しそうだね~

長男:うん、ママが作るの、おいしいよ

と~ま:す、すみません、ハンバーグやスパゲティも好きだと思うんですが

園長;お母さん、すてきじゃないですか!お味噌汁が好きだなんて。

この短い会話の中から、幼稚園側からすれば沢山の情報を引き出しているのでしょうが、ものごっつぅ独創的な回答に母ちゃんは大汗をかきました(-_-;)

だって、家では一度も味噌汁が好きだなんて言ったことないんだもん

計算なのか、天才なのか、はたまた本気なのか、単に母ちゃんが好きだからまねっこしたのか、、、

いずれにしろ意外性がありました。はははっ(-_-;)

因みに、今でも長男君は我が家の味噌汁党(党員は母ちゃんと2人だけど)


 

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2015年4月 7日 (火)

でいりーよみもの「新世界物語」38

でいりーじゃないのに、でいりーってタイトルで、

すいません、ややこしくて……m(. ̄  ̄.)m

連作が終了するまで、ブログと並行して掲載します
月曜は「綺羅雲母ですじぇ」、水曜が「うらうらなこと」は以前通り
それ以外で、火・木・土・日は「新世界物語」となります
今日は続きです。ぽちっとよろしくね(*^ω^*)ノ彡

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(38)

 記念すべき四月一日から、もう一ヶ月経ってしまった。平和的な制圧が功を奏したのか、大きいままで残っていた多くの人類に、小さくなる技術が投入された。

 その主旨から、当然影達に協力した大きい人達もまた施術を受け入れていた。いざとなると怖気づいて、拒む人が続出する中、何の足踏みもせず陰になることに積極的であった者もいた。

 祖父母と両親とを羊化から完全に開放し、互いの無事を確認し合い、喜びに満たされて、寧ろ早く家族と同じ視線で物事を見たいと、彼女は思っていた。

 すんでのところでコメディのような災難から逃れた多絵である。全幅の信頼を寄せるようになった李紗が見守る中、極めて簡単な施術は三分とかからなかった。

 その後、銃型の注射器を左腕に刺し、カプセルの中で小春日和のような優しい太陽光を照射されながら30分もすると、徐々に全身が細かく振動し始める。そうして目に見えないほどゆっくりと縮小し始めるのである。

 完全なる相似系での縮小であり、その能力が寸分違わぬままでないと意味がないゆえ、カプセルの中では、沢山のコードに繋がれて、脳波や電気信号など可能な限りの再現性の確認がなされていた。

 ただ、歴史的に見て羊化を伴わない影への移行は、五感の鋭敏化、俊敏性の向上、IQの上昇といった副産物を生じている場合が殆どであった。

 施術が終了してカプセルから起きあがった多絵は、不思議な感覚に包まれていた。全ての感覚が研ぎ澄まされて晴れ渡るように感じられた。突然色々なことが理解できるような、深い自信がふつふつと湧いて来た。

「私、私もままなのかしら?」

 

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2015年4月 6日 (月)

綺羅雲母ですじぇ(31)

 自分の新しい夢(沢山の方に読んで頂ける本を書くこと)に向かって

小説を1ヶ月連載してしてみたけど、ぷぷっな結果(^^

チャレンジは継続するつもりですが

とりあえず、普段のブログのペースは戻しまぁす(*^_^*)

結末を迎えられなかった小説はブログじゃない日にぼちぼち続けるので

引き続きどぞごひいきにね~<m(__)m>

では、ご紹介ブログ「綺羅雲母ですじぇ」をお久しぶりに掲載~

 

綺羅雲母ですじぇ(31

☆テレ東系のBSチャンネル「サヘル・ローズのイチオシNIPPON

1月8日が第1回だったから、既に再放送もされてるみたいだけど

ご紹介しちゃいますね

サヘル・ローズと言われて知っている人は少ないかな?

イラン生まれで日本育ちの彼女はとっても日本語が堪能

と~まには、数年前テレ朝の夜6時台のニュースの街発見みたいなコーナーで他の外国人2人と日本の街を回って紹介するというのをやっていた記憶がある

時々しか見なかったし、週1くらいのペースでたまにしか目にしなかったけど、メンバーが固定していない3人の外人の中で一番日本語が上手くて紹介が上手だった印象。顔もスタイルも至極テレビ向き♪

んで、そのサヘルがそのコーナーの延長線のような感じで日本のあちこちを紹介してくれます

特に第4回の群馬では不思議な光景が……

メインの日本で頑張る外国人職人さんが、イラン人のパン屋さん

初対面で日本語で挨拶し、名刺の交換をし、頭を下げ合った後に

イラン語でおしゃべり

ある意味涙が出るほど素晴らしい光景でした(/_;)

職人の世界は、日本人でも音を上げる人が少なくないと言うのに

頑固職人の下で我慢して我慢して技を学んでその腕で生きている人達

細やかで拘るところは、日本人より日本人かもしれません

分もまだまだ頑張れると勇気をもらうし、

日本の素晴らしいところを再確認できるし、

素敵な番組に出逢えたと、観る度に嬉しくて見返してしまってます

第1回新潟 第2回愛媛 第3回(ああ、思い出せない!) 第4回群馬 第5回石川 第6回京都 第7回福井 第8回富山

まだ続くのかしら?楽しみです(*^_^*) 


 

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2015年4月 5日 (日)

でいりーよみもの「新世界物語」37

いやはははっ、昨日は入学式でちかびれたぁ(・。・;

知らない人ばっかりの中で3男君はうまくやれるのでしょーか
新たなる3男話に乞うご期待でごじゃるぅ
さて、ともかく完結に向けてぽちっとよろしくね~§^。^§

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(37)

 全体にスムーズに進んでいるように見えた変革も、個別の事象に目を向けると、多数の預かり知らぬところでドタバタ劇が演じられていた。

淵偉律の容姿は、誰が見てもスマートかつハンサムで洗練されていたから、多くの女性ファンを獲得していた。ゆえに強硬派の議員とはいえ、その言動に無条件に賛成する女性議員や後援者がそれなりにいた。

不幸なことに、この朝、多絵と李紗を伴った淵議員が訪れたのは、そういう後援者を妻とする会社役員であった。もちろん、多絵と李紗には役回りがあった。

役員室の防犯カメラを会社のセキュリティシステム以外で設置し、朝から覗き見するためにスタンバイしていた妻が、その朝目にしたのは、恐ろしい光景だった。

まさかそんな趣味があるとは思わなかった影達は、彼女を小さくするのを少しばかり後回しにしたため、夫との時差が生じていたのである。

 妻は、豊満な肉体をものともせず部屋を飛び出した。

「アナタタタチ~、ワタシノオットニナニスルノォ~」

 全ての感覚が大きい人達より敏感になっている影達にとって、この雄叫びは遠くからでも足音と共に大音量となって迫った。李紗が慌てて指示を出した。

 多絵は扉横に銃型器具を持って構え、李紗は鍼を持って正面に位置し、その真後ろに淵議員が控えた。

 扉から入って真正面に淵議員の顔があった。

 妻は思わずうっとりひるんだ。その隙を逃さず、李紗が鍼を打ち、多絵が注射した。

 もし、この豊満な女性が、こっそり近づいてきたら、小さな李紗は勿論のこと、華奢な多絵も無事ではすまなかったろう。思わぬ反撃に会うところであった。

 

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2015年4月 4日 (土)

でいりーよみもの「新世界物語」36

うー、今日は3男君の中学入学式だよん♪

母ちゃんがお出かけしている間に読んでぽちっとしてね~

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(36)

 室内に二人の影が密やかに落ちた時、穏健派の長は調査報告書に目を通していた。微かな空気の揺らぎに、ふと顔を上げてふたりの姿を認めた時には、もう全てが遅かった。既に1人が鍼を向けて構えており、あっと言う間もなくツボを刺されて、行動を奪われてしまった。

「しまった。影達が意志を持つ?そういうことか。気付くのが余りにも遅かった」

というのは、最早声にはならず、ただ心で叫びながら、意識が途切れた。

 この長に敬意を表す影は多く、小さい人への転換後新世界政府に参加してもらいたいという要望が集まっていた。ただ、そういう状況を受け入れられるかどうかは、当時不明であったので、他の多くと同様に判断保留という扱いとなった。

 見ようによっては不遜ともとれるこうした一連の活動は、しかし余りにも影達が冷遇され続けた結果でもあった。人がどう生きるのかを奪う権利は誰にもないが、それはあくまでも他人の権利を侵害しない限りにおいて有効な文言だろう。他人の幸福を奪う幸福は認められないのは、いかなる時代においても同様なのである。

 大きい人と小さくされた人が、等しく共存出来ると言う確約があるならば、こんなことにはならなかっただろう。羊化を伴って小さくすることによって、あらゆる権利を搾取し続けた結果だから、仕方がないのだ。先ずは、全ての人々を同じベースに立たせ、そこから始めるのが筋というものなのだ。

 影達の認識は一様に且つ頑なに格差を埋めることに重きを置いていた。平等とは何かを問い直す必要に、誰もが目を瞑ってしまっていた。

 

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2015年4月 3日 (金)

でいりーよみもの「新世界物語」35

花粉症はおいて、気持ちのよい日があると

気分が上がりますね~って、今日は雨?
ま、さむくないからいいけど、来週は激寒らしい
身体に気をつけながら、新年度がんばりましょ~
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新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(35)

 ジェフの言葉に、人々は地鳴りに似たどよめきで受けた衝撃を返した。大きい人々は理不尽だと訴え、小さい人々は今迄の不当な扱いを嘆いた。そうした感情のすさまじいぶれに、泉深は深いアルトの声で語り掛けた。

「影と侮蔑された小さい人々が、自分の意志を失って既に20年近い歳月が経ってしまいました。その人口比が高かったために、諸問題は一定の成果を得たとは思います。ですが、それまで世界を一応の安定に収めていた数々の秩序が破壊され、国でもなく宗教でもなく人種でもなく、ただ持てる大きな人々が秩序となって支配する世界になってしまいました。確かに、少数には安定して落ち付いた世界だったかもしれませんが、影にされた人々や未来に影にされるかもしれない人々の権利を侵害していたことは間違いありません」

 泉深は、そこで一旦言葉を切ると、毅然と続けた。

「人種も国も宗教も、確かに人が作った人を分ける線引きに過ぎません。ですから、過去の世界の秩序に戻すためにこのような行動を起こしたのではありません。その上で、大きい人々と小さい人々を分けているものを取り払い、新しい秩序を作らなければなりません。大きい人々は先ず小さくなることに同意して、個人的な特権は放棄して頂きます。小さい人々は過去の重大犯罪者を除いて羊化から解放します。そして、ジェフと私達の組織が中心となって、新しい世界政府の樹立を目指します」

「あ、ちなみにね、今の政府の人でもちゃんと小さい人になることに同意して、個人所有を世界政府に返上してくれる人は、新政府に参加してもらっていいからね」

 お気軽な重い発言に、全世界は沈黙に包まれた。

 

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2015年4月 2日 (木)

でいりーよみもの「新世界物語」34

今週いっぱい連載をデイリーでいきますぅ~

来週からどうするかは、またご報告しますね(^_-)-☆
ではでは、読んでぽちっとよろしくね♪

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(34)

 正午の少し前に、全世界にある全ての映像機器が強引に立ち上げられた。

「全ての影を含む人間の皆さん、傾聴せよ。これから重大な発表がある。傾聴せよ」

 突然大音量で鳴り出した映像に驚いて、道行く人も室内にいる人も、自分の直ぐ近くにある映像機器の前で足を止めて次の音声を待った。

「これから、知らぬ者が誰もいない技術の開発推進者二名から、大切な発表がある。先ずは、アンチセイコイア計画の開発推進担当だったジェフリー・ブルック氏から、お願いする」

「皆さん、今日は。脳科学者でありアンチセイコイアいや人類小人化計画の責任者ジェフリー・ブルックです。私は、影となった後に事故で死んだと聞かされていることと思います。でも、この通り、私は生きています。生きている由来は、私の開発した技術の発明の母たる研究者マーリン・長谷川が、そのように仕組み、羊化から戻したからです。それは、彼が発明し礎を築いた技術が、今の歪んだ世界を形成する土台になってしまったからで、それを糺さなければならないと考えたからです。この世界に君臨する小人化を拒んだ大きいままの人々と、小人化を受け入れたがゆえに同時に羊化され奴隷のように扱われてきた小さい人々との、差別を撤廃し平等を取り戻さなくてはなりません。ここに、全ての人を小人化することで、同じステージに立てるようにし、羊化の技術を放棄することを誓います」

 ジェフの宣言に、人々は咆哮した。

「私は生体科学者で長寿計画の責任者だった茅野根泉深です。お願いだから、最後まで聞いて下さい」

 

 

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2015年4月 1日 (水)

でいりーよみもの「新世界物語」33

文末のバナーにぽちっとよろしくね~\(^o^)/

さて、結末に辿りつけないまま、応募期限の終わりを迎えてしまったなぁ(^^ゞ
どのように継続するかはちょっと考えます
何しろ、3男児話しも中々人気?があるので再開せねばぁ(゚m゚*)
来週からを、乞うご期待せすじぇ~(ほんとか???)
でも、先ずは続きをば

新世界物語

作:二ツ木 斗真

始まりの話(33)

 多分、どの集団もそんな僅かな危険と紙一重のところを潜りぬけて、目的地に到達したのではないか。きっと、後にそれぞれの担当者の間で、笑い草として語られることになるのだろうが、今は計画全体の綻びになりはすまいかと、それぞれ胆を冷やしながらの行軍となった。

いずれにしろ、それらの集団はそれぞれが入った建物の目的地に着くと、更に二人一組になり個室のドアを僅かに開けて静かに滑り込んだ。襟やベルトから細い銀の紐を引き出し、軽く地面にぶつけて真っ直ぐにした1人が、個室の主に近づくと両手をパパッと突き動かし鍼治療を施した。

 大抵どの場所でも、その部屋の主が大仰な椅子の上でごろりと動きを止めた。それから徐ろに首筋に指を二本当てて、呼吸と脈拍を確認すると、もう一人に目で合図して次の行動を促した。

 緊張した面持ちで後ろに控えていたもう一人が、銃型の器具を取り出し、トリガーの天井部分の小さな液晶画面を覗いて、相手の名前や性別、体格などの登録情報を見て本人であるかどうか確認してから、腕にプスリと刺した。

それから、ゆっくりと耳元に口を寄せて囁いた。

「今後、貴方は私の指示に従わなければなりません。又、これから映像に映るジェフりー・ブルックと茅野根泉深の指示にも同様に従わねばなりません。私達の指示は全ての事柄に優先しなければなりません」

 担当の人間が、言われたことを租借して同意するのを見届けると、どの部屋でもホログラムをつけて待った。

 二〇六五年四月一日正午を迎えようとしていた。

 

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